糖尿病網膜症
- 患者様の負担が少なく、詳細な検査ができる最新のOCT検査
- 最新技術搭載のレーザーと抗VEGF薬硝子体内注射を組み合わせることで、治療効果を高めるだけでなく、通院回数と費用負担を抑えることを実現
- Q糖尿病網膜症はどうやってわかるものですか?
- A眼底検査で判別可能です。
当院では最新の検査機器を入れておりますので短時間での精密検査が可能です。
かすみ目など原因がわからないようであれば、一度検査をおススメしております。 - Q糖尿病網膜症って治りますか?
- A残念ながら糖尿病網膜症は治すというよりうまくお付き合いし、悪化傾向があればその都度治療を要する病気です。
年間3000名もの人が失明しているのは、適切な治療時期で処置を行わないためです。
まずは検査をおすすめします。 - Qレーザー手術は痛いですか?
- A当院では痛みを感じにくい最新の設備を導入しております。
しかしながら、根本として目の一部をレーザーにて焼いてしまいますので、人によっては痛く感じられる方もいらっしゃいます。
糖尿病網膜症とは?
どんな病気?
糖尿病網膜症は、糖尿病の合併症の一つとして眼底の網膜が障害され、最悪の場合失明をもきたす眼疾患です。
予備軍も含めると2,000万人といわれる糖尿病患者数の多さもあって、糖尿病網膜症は緑内障とともに成人してからの失明の大きな原因疾患となっています。
網膜に出血をきたし、その後様々な病状を呈する糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害とともに糖尿病三大合併症の一つとなっています。
糖尿病網膜症は、罹患期間15年以上で1型糖尿病で約8割、2型糖尿病で約6割の患者さんで発症するとの報告があります。
原因は?
糖尿病網膜症は糖尿病に付随してあらわれる病気ですので、糖尿病にかかると血液中の糖分を細胞がうまく吸収できなくなります。血液中の糖分が多い状態が続くと、やがて血管が障害されます。
目の網膜にある血管は細いので特に障害を受けやすく、血管がつまったり、出血したりするようになります。もともとある血管が障害を受けて機能しなくなってくると、栄養分などを届けられなくなるため、新しい血管(新生血管)が作られます。
この血管はとてももろく、出血や血液成分の漏れをたびたび起こします。この状態が特に眼の重要な部位である黄斑部におこると、視力低下や物が歪む変視症などの症状の原因になります。
症状について
糖尿病発症後、数年から10年くらいで糖尿病網膜症を発症しますが、初期には自覚症状はさほどありません。
自覚症状を感じたときには、網膜症がかなり進行していることが多いです。
ある程度網膜症が進むと、視野の中に煙の煤のようなものや、蚊のような小さな虫が飛んでいるように見える「飛蚊症」が現れます。また、大量の硝子体出血が起こると、視野に黒いカーテンがかかったような感じがします。
網膜の中心にあり、ものを見るのに最も重要な「黄斑」という部分に病変が及ぶと、急激な視力低下をもたらす場合もあります。
糖尿病網膜症がすすむと網膜剥離を起こすことがあり、この場合も視力が低下し、場合によっては失明します。
当院の糖尿病網膜症治療の流れ
当院では最新医療技術を用いた安心安全の治療を患者様にお約束しております。
当院ではレーザー治療、抗VEGF治療を一貫してみることで病気の経過観察や対応はもちろん、患者様の不安や心配をふくめた“病気”に向き合うことができます。
そのために必要な最新医療機器を当院では多数用意しております。
1 診察・検査
治療が必要かどうか通常の眼底検査に加えて、
最新医療機器※1を用いて総合的に診断します
糖尿病網膜症は日本の中途失明原因の代表的な病気です。糖尿病の方は自覚症状がなくても定期的に検査を受けることをお勧めします。
当院で導入している最新のOCTでは血管の状態が詳細に判定することが可能になりました。(OCTアンギオグラフィー)
メッリト1 検査時間が短い
メッリト2 データによる精密分析
メッリト3 早期発見が可能
※1眼底写真撮影、OCT、OCTアンギオグラフィー、蛍光眼底造影検査
※2従来のOCT検査と比較し、短時間での検査が可能です。
OCT検査でこのようなことがわかります
尿病網膜症の進行度を詳細に評価可能
糖尿病の合併症である糖尿病黄斑症の有無も一目でわかる
血管造影検査を行わなくてもある程度の血管の状況を把握(レーザー治療の必要性を判断)
特にOCTアンギオグラフィーは非侵襲的な検査なため安全性が高く、繰り返し検査ができその都度糖尿病網膜症の病状を確認でき非常に有用
2 レーザー治療
レーザー治療が最適と判断された場合はレーザー治療となります
レーザー光凝固術(PASCAL)のよる治療
レーザー装置を用い、特定の波長のレーザー光で病的な網膜を凝固させることにより病気の進行を抑えます。
当院がこの度導入した、最新のレーザ光凝固装置(PASCAL)は従来のものと比べ、痛みが少なく、眼へのダメージも軽減することが可能です。また、治療回数も少なくて済むため患者様の負担が大きく軽減されます。
メッリト1 通院回数の減少
メッリト2 治療費用の削減
メッリト3 ダメージの低下
PASCALの特徴
従来のレーザー光凝固術の場合、視力を司る「黄斑」にダメージを与え視力が低下してしまうリスクがありました。
しかし今回のPASCALで導入された新医療技術「エンドポイントマネジメント」により、「黄斑」にダメージを与えることなく、治療することが可能になりました。
3 抗VEGF薬注射
抗VEGF薬治療が最適と判断された場合は
抗VEGF薬硝子体注射の治療となります
虚血に陥った糖尿病網膜症では、異常新生血管の成長を活性化させるVEGF(血管内皮増殖因子)という物質が分泌されています。
このVEGFの働きを抑える薬剤を眼内に注射し、新生血管の増殖や成長を抑制、黄斑部浮腫の改善を目的とする治療法です。
メッリト1 通院回数の減少
メッリト2 治療費用の削減
メッリト3 ダメージの低下
当院の抗VEGF薬硝子体注射の特徴
1万件以上の抗VEGF薬硝子体注射実績を持つ医師による治療
感染症のリスクを抑えるクリーンな手術室での治療
注射自体は1分程度。痛みの少ない短時間の治療です。
尚、①レーザー治療単独の場合 ②抗VEGF薬単独の場合 ③両者を組み合わせて治療する場合があり、 それぞれ病状により判断させていただきます。
当院の糖尿病網膜症治療の特徴
例えば…
従来の治療法(注射のみ)
3年間で10回の注射治療
最新レーザー×注射治療
レーザー治療と注射を組み合わせることで、3年間で注射回数が5回以下になったとの報告も
よくある質問 FAQ