ヨーロッパ白内障屈折矯正手術学会に行ってきました。

ヨーロッパは他の先進国に比較して眼内レンズ認可基準が緩いこともあり、
概ね世界中の眼内レンズメーカーは、まずヨーロッパで新製品を最初に販売します。
つまりヨーロッパは眼内レンズの実際の臨床データに関しては世界のトップを走っています。

7月から当院で取り扱いを開始した３焦点眼内レンズ(遠方、中間、近方距離ともに焦点が合う眼内レンズ)も実はヨーロッパでは数年前より実際に使用されておりました。日本では先日発売されたばかりです。
(ちなみに当院での３焦点眼内レンズの使用は大阪府下でも７～８番目に早かったようです。)

日本では発売されたばかりで、日本のデータは限定的ですが、この学会では多くの演者から様々な形で生の臨床成績が発表されていました。それもあって今回この学会に出席した次第です。本当に勉強になりました。今後の診療、手術に役立てようと思います。

また、それ以外にも今後日本でも販売されるであろう日本未発売の多くの眼内レンズの臨床成績も発表もされていました。

こちらも日本で発売された後、当院でどのように導入すれば混乱がなくスムーズに導入できるかなど今から考えております。本当に勉強になった学会でした。