白内障の検査
安心・安全の白内障手術を実施するための白内障検査
当院では、患者様に安心して白内障手術を受けていただくため、術前の検査に力を入れております。
一般のクリニックでは取り扱っていない検査機器や、茨木市初導入の機器など、大学病院と変わらない最新の設備をご用意しております。
STEP.1
様々な白内障を正確に診断し、手術が必要かどうかを判断するため検査をします
まずは白内障かどうかを診断し、手術が必要か判断するための検査を行います。
判断するために必要な検査には下記のようなものがあります。
来院時のご注意
白内障を正確に診断するためには必ず目薬を点眼し、散瞳(瞳を開いて)した上で詳細な検査を行いますので、白内障の詳細な検査をご希望の方は公共の交通機関を利用するか、車の場合は代わりのドライバー(付き添いの方)とご一緒にご来院お願いします。
散瞳後(通常:4~5時間程度)はお車の運転は不可能です。ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
診断のための検査①
白内障専用の視力検査
通常の視力検査では測ることのできない「視機能」を測るための検査です。昼間、直射日光下の屋外、夜間、夜間の車のヘッドライトを見た時の状況など、様々な明るさのシチュエーションで視力検査を行っていただきます。
写真:グレア・コントラスト
診断のための検査②
視力低下の原因を特定するための検査
視力低下の原因が緑内障や網膜疾患が疑われる場合、眼の断層撮影を行いコンピューター解析することで視力低下の原因を突き止めます。顎と額を固定し機械の中をのぞくだけのごく簡単な検査を行っていただきます。
写真:OCT(光干渉断層計)検査
診断のための検査③
白内障の初期病変を診断するための検査
白内障初期病変によってレンズの形状が変形する場合があり、そのため物が2重3重に見える場合があり、当検査機器を用いて見え方のシミュレーションを行い手術適応について詳細に検討します。
検査内容はOCT検査と同様、顎と額を固定し機械の中をのぞくだけの簡単な検査です。
写真:ウェーブフロントアナライザー
STEP.2
安全で的確な手術を行うために、詳細な検査・説明を行います
白内障手術が必要な状態であれば、手術日程を決定の上、希望者には白内障手術説明会を受けていただき、白内障手術に必要な術前検査と白内障手術についての詳しい説明を行います。
毎週木曜 午後12時~
所要時間 2-3時間~
術前検査①
眼内レンズの度数を正確に測るための検査
この検査を行なうことで眼内レンズの度数を正しく選ぶことができます。
白内障手術では、患者様に眼内レンズを入れることになります。
しかし、このレンズの度数にズレがあると患者様の術後の生活にも影響がでてきてしまうためとても正確な診断が必要です。
従来の機械よりさらに正確に眼の長さが測定可能となりました。所要時間5〜10分程度の簡単な検査です。
写真:IOLマスター700(茨木市初導入)
術前検査②
角膜乱視を正確に診断するための検査
この検査では通常の検査では判定できない、正乱視か不正乱視かを特定し、手術の効果が出るかどうかを判定します。正乱視は眼鏡や乱視矯正眼内レンズでの矯正が可能ですが、不正乱視は白内障手術での矯正は不可能です。
つまり白内障手術を行っても視力回復が期待できない場合があります。同時に球面眼内レンズか非球面眼内レンズのどちらが適しているかを判定します。
写真:ウェーブフロントアナライザー
STEP.3
実際に手術に向うため、全身のチェックや手術の説明などを行います
全身チェック・手術説明
検査の終了時に、看護師による採血や心電図、血圧測定など、簡単な全身のチェックを行います。
また、看護師より手術前後のケアや点眼についての説明、医師より手術に関しての説明を行います。
処方・お会計
最後に、術前に服用するための目薬を処方いたしますので、お受取りいただき、お会計をしていただいて終了となります。